物価高が続く今、
SNSで話題になった
「唐揚げ1個」の給食。
思わず二度見するその姿に、
多くの人が驚きました。
唐揚げ1個の給食がひどい

「え? これで給食?!」
そんな声があちこちから聞こえてきそうな
写真がSNSで拡散されました。
福岡市の小学校で出された給食が、
なんと「唐揚げ1個」。
ごはんと味噌汁、牛乳はついているものの、
おかずはその唐揚げのみ。
思わず目を疑いました。
でも、給食公社によると、
この唐揚げは1個60gで、
普通の2個分のサイズらしいです。
つまり、大きいから「1個で十分」と考えられているんですね。
とはいえ…
子どもたちの見た目の満足感はどうでしょうか?
毎日の給食が楽しいものから
「我慢の時間」になっていないか?
栄養バランスよりも
“気持ちの満足”も大事なのでは?
実際には、福岡市の給食基準をしっかり満たしており、
カロリーも620kcalと適切。
しかし、それでも「寂しさ」はぬぐえません。
市の担当者も「見え方には工夫が必要」とコメントしていて、
これはもう今後の改善ポイントですね。
給食って、ただの食事じゃなくて、
学校生活の“楽しみ”でもあるはずですから。
【画像比較】給食と刑務所の食事
ここでちょっと意外な比較をしてみましょう。
えっ、と思うかもしれませんが、
知れば知るほどびっくりなんです。
まず、刑務所の食事の
カロリー事情は以下の通りです。



- おかず:一律1,020kcal
- 主食:1,300〜1,600kcal(作業内容に応じて変動)
- 主食やおかずは作業の負荷や身長によって調整
- 麦飯の他にも、うどんやラーメン、スパゲティなどが主食として出されることも
- 180cm以上の受刑者は「加算」されてさらに量アップ
つまり、見た目も内容もわりと充実していて、
しかも日本人の平均摂取カロリーより多いケースもあるんです。
一方、福岡市の小学校給食は…

- 予算:1人1日289.47円(保護者負担は243.15円)
- 年度初め(4〜5月)は予算調整のためメニューが控えめ
- 食材コスト削減のため、肉の部位を変えたり、青ネギ・パセリは1g単位で調整
- 個包装パンの使用も控えるなど、徹底した節約
他の市町の給食も話題に。

正直に言って、
「子どもたちが受刑者よりも質素なご飯を食べている」
ように見えてしまうのは、
ちょっとショックですよね。
給食は「教育の一環」でもあると思います。
子どもたちが食を通じて、
豊かさや楽しさを学ぶ場であるべきじゃないでしょうか?

ちなみに、Xで刑務所の食事として投稿されたこちらの画像は
刑務所の食事ではなく、
網走刑務所博物館の食堂で食べられる
1,500円の定食だそうです。
SNSの声
この「唐揚げ1個」給食がX(旧Twitter)
で取り上げられると、
瞬く間に注目を集めました。
実際の声はこんな感じです。




「これは悲しい…給食の時間が楽しみじゃなくなる」
「うちの子、給食少ないってずっと言ってた」
「刑務所の方がご飯しっかりしてて笑えない」
「物価高の影響、こんなところに出てるんだな」


一方で、
「工夫してここまで頑張ってる学校や栄養士さんもいる」という声も。
予算の制約がある中、
ベストを尽くしている人たちを責めるのも違う…
とも感じました。
だからこそ、現場だけに押しつけるのではなく、
制度や予算の見直しが必要なんじゃないかなと強く思います。
まとめ
今回の「唐揚げ1個給食」の話題から、
いろんなことが見えてきました。
- 給食は栄養だけでなく、子どもたちの「楽しみ」にもなるべき
- 見た目の工夫や満足感も大事にしてほしい
- 物価高でのやりくりに苦労している現場にも目を向ける必要がある
- 刑務所の食事との比較から、日本の子ども食の在り方を考え直すきっかけになる
私たちができることって、案外身近にあります。
SNSで声をあげたり、学校に意見を伝えたり、
地域の取り組みに参加したり。
子どもたちが「今日の給食も美味しかった!」
って言ってくれる日常を守るために、
私たち大人もできること、やっていきましょうね。