Number i(ナンバーアイ)の
平野紫耀さんがプロデュースした「i_Dog」は、
ただのカップリング曲ではありません。
歌詞の一つひとつに、
King & Prince時代の葛藤や、
そこから飛び立つ覚悟が込められています。
平野紫耀プロデュース「i_Dog」

まず注目すべきは、
タイトルの「i_Dog」。
この曲は、
ナンバーアイのシングル『GOD_i』の
カップリングとして収録されています。
「GOD_i」と「i_Dog」、
実はこれ、鏡のように向き合った言葉になっているんです。
しかも「GOD_i」のMVでは
“逆再生”が取り入れられていて、
時間を巻き戻すようなコンセプトが話題でした。
平野さんはそのアイデアにヒントを得て、
「i_Dog」では「昔に戻れたら」
という思いをテーマにしているそうです。
つまり、“過去への問いかけ”や“後悔”、
そして“それでも前へ進む決意”が込められた一曲。
i_Dogの歌詞の意味

ここからは、特に印象的だった
5つの歌詞フレーズをもとに、
平野紫耀さんの本音を考察してみましょう。
1. 「外も暮れる前待った その段階には行きたくない」

このフレーズからは、
周囲(事務所や関係者)が
「慎重に、今は様子を見よう」
としていた空気を感じます。
でも、紫耀くんはもう
その“待った”を受け入れる段階には
戻りたくなかった。
- 立ち止まることを選びたくなかった
- もう覚悟は決まっていた
- 進むしかなかった
この一言に、
退路を断って前に進む決意が
にじみ出ています。
胸が苦しくなるほど、
真っ直ぐな想い。
2. 「見てみな 宙に描いた sorry」

ここでは、
夢や理想を語ったことへの
“ごめんなさい”が込められているように思います。
たとえば「世界進出」など、
大きな夢を語ったこと。
それを信じて応援してくれたファンや仲間に対して…
- 思い描いた理想を叶えられなかった
- 期待に応えられなかったという後悔
- 「夢を裏切った」と思わせたことへの謝罪
そんな複雑な感情を、
たった一言「sorry」に込めている。
短いのに、重い。
3. 「俺だけ未だに描けない未来が現在後退」
これは、
とても孤独な叫びです。
- 他のメンバーにはそれぞれの道が見えていた
- 自分だけが未来を描けなかった
- 立ち止まったどころか、過去に引き戻されていたような感覚
その状態を
「現在後退」と表現しているのが本当に切ない。
紫耀くん自身が、
自分の居場所やこれからの方向性を見失っていたことが伝わってきます。

4. 「こんがらがった Friday night」
これは間違いなく、
King & Prince脱退が発表された
2022年11月4日(金)の夜を示していると思います。
- ファンにとっても衝撃の夜
- 本人たちにとってはもっと混乱した時間だったはず
- 頭の中がぐちゃぐちゃになっていた「Friday night」
実際には語られなかった感情が、
この一言に込められている気がして、
私は鳥肌が立ちました。
5. 「あいつとあいつの犬になれず お手と待てで end」
このフレーズは、
おそらく歌詞の中で最も
“ストレート”で“衝撃的”な部分です。
- 「あいつの犬になれず」=誰か(事務所)の言いなりにはなれなかった
- 「お手と待てで end」=指示に従って待っているだけでは終わってしまう
- 自分を押し殺して言うことを聞くのではなく、“自分で選んで飛ぶ”と決めた
この言葉に、
平野紫耀さんの反骨心と覚悟を感じます。
命令を聞いて待つことに終止符を打ち、
自分の人生を自分で切り拓こうとする強さ。
【まとめ】
「i_Dog」は、逆再生や時間の流れをテーマに、
- 自分自身の過去と向き合う曲
- King & Prince時代の葛藤、後悔、孤独、そして覚悟が生々しく綴られている
- 特に「あいつの犬になれず」のフレーズからは、自分を偽らない強い意志が伝わってくる
- この曲は、“語られなかった本音”を音楽という形で届けてくれた貴重な作品
「i_Dog」を聴くたびに、
紫耀くんがどれだけの想いを
胸に秘めてきたのかを考えてしまいます。
そして、「本当の自分でいるために、前に進む」という姿勢に、
心から拍手を送りたくなりました。
